まったりサボテン育生

サボテンとの生活、平凡な日々などの記録

サボテン紹介その5.フェロカクタス

前回を含め度々触れましたが、本日はフェロカクタス属(Ferocactus)を紹介します。

f:id:sabolefin:20141206185736p:plain

フェロカクタスはアメリカ南西部からメキシコを中心に生息します*1。一般的な性質は強光線・多肥を好み、寒暑に強く比較的丈夫なサボテンです。また15~40 cm程に成長した株は花を咲かせ、他株の花と交配受粉させて種で繁殖します。我が家では季節問わず遮光無の栽培室で天井ギリギリに置いて機嫌がよいようです。この夏、日焼けで変色したことはありますが一晩で回復し、致命的な日焼けをしたことはないです。

f:id:sabolefin:20141206213947p:plain 

鯱頭(しゃちがしら,cylindraceus)。アメリカ南西部(カリフォルニア州ネバダ州、アリゾナ州ユタ州)、メキシコ北西部(バハカリフォルニア州ソノラ州)に生息。最近の寒さが辛そうです。

フェロカクタスとは【恐ろしいサボテン:Fero-(恐ろしい,英語のferociousから来ていると思われます)cactus(サボテン)】という意味で、その名の通り、特徴的な強刺を有します。この恐ろしくも美しい刺が大きな魅力であり、そして最大の難関です。参考*2*3

  • 強い刺を出すには強光線、昼夜の大きな温度差が必要で温室はほぼ必須
  • 鮮やかな刺色を保つためにはジメジメと湿った環境は不適で、特に刺座から蜜を出してカビで黒く汚れやすいため、乾燥した環境が必要

上の環境を整えるも然ることながら、強光線・高温・乾燥の条件では焼け死ぬ個体が必ず出ます。匙加減が難しく、故にうまく作出できる方は刺名人とよばれるのでしょう。また、恐ろしい棘の異名は伊達じゃなく、時に凶器になりえます。知り合いの方は植え替えするときにブスッ、スパッといっちゃうそうです。

f:id:sabolefin:20141206215846p:plain

刈穂玉(かりほぎょく,gracilis)。メキシコ(バハカリフォルニア州)原産。湾曲した幅広の刺が特徴的です。

f:id:sabolefin:20141206215828p:plain

神仙玉(しんせんぎょく,gracilis coloratus)。刈穂玉の変種。これは南方型神仙玉で、南北中間型や北方型の品種もあるようです。

フェロカクタスに初めて出逢ったとき、「すごい刺のサボテンだなぁ」とは思いましたが痛そうな刺に魅力を感じませんでした。しかし実際に育ててみると、立派な刺を生やして育つ姿は他のサボテンとはまた違った何とも云えない魅力があり、「もっと日照を増やしたらどうだろう」「こうやって温度差を付けてあげれば・・・」と考え、夢が膨らみ、いつのまにか魅せられていました。育生には手間もかかりますし、こじれると中々立ち直らない等々、万人にオススメできる種ではありませんが、興味を持たれた方はホームセンターや100円均一で手に入りやすい日の出丸(latispinus)、赤城(macrodiscus)から育ててみてはいかがでしょうか。

f:id:sabolefin:20141206232650p:plain

実生している赤棘金冠竜(chrysacanthus)。早くも赤棘を生やしている子もいます。大きくなるのが楽しみです。

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村