まったりサボテン育生

サボテンとの生活、平凡な日々などの記録

根腐れ Never give up!

本日は根腐れしてしまったサボテンについてです。これまでの自分の経験、先輩方のアドバイス、栽培*1を自分なりにまとめました。

根腐れの原因はどの植物にも当てはまることですが、主として潅水が考えられます。

  • 過潅水(水のあげすぎ)
  • 用土が乾かない(日が当たらず温度が上がらない)
  • 根の切り口、傷口等から赤腐れが進行する

個人の潅水の癖、栽培環境もありますから、まず用土を調整することが大事です。そして腐らせないよう安全マージンをとるなら、用土は水はけのよい配合にし、常に乾燥気味で育てます。しかし、サボテンは生長期には驚くほど水を欲しがりますし、常に乾燥のさせすぎは生長しないばかりか干からびる危険もあります。生長具合をよく観察し、個々に合った潅水をすることが重要ですが、それでも腐るときは腐りますし、枯れるときは枯れます。

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植え替え時、根がボロボロであった流雲(Melocactus curvispinus v.ruestii)。株元まで切除すると維管束が黒く変色し、硬くなっていました。指南通りならば黒い部分が無くなるまで切除すべきですが、やわらかい腐れではないようなので、このまま乾燥・発根を進めました。

では、根腐れしてしまった場合ですが、まず腐った部分を切除します。野菜を切るようにサボテンを腐っていない部分まで胴切りする、もしくは腐った部分を抉り取ります。その後、適宜傷口にベンレート、硫黄、炭を塗る等消毒をし、風通しの良い日陰で乾燥させます。もしくは切断面に直射日光を当てて1日~乾燥させ、風通しの良い日陰でゆっくり数か月は乾燥させます。消毒剤、日光消毒を併用する方もいるようですが、個人のやり方に沿ってください。私は傷口を水で洗い、ふき取った後に日陰で乾燥させています。この場合カビが生えることがあり、いずれかの方法で消毒はした方が無難でしょう。

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昨年11月に胴切りした振武玉(Echinofossulocactus lloydii)です。十分に乾燥が進んでいますが、赤丸で囲った所がうっすらと黒いのがわかるでしょうか。乾燥中にカビてしまったものです特に病気等を併発していませんが、切断面は消毒した方が無難でしょう。

十分に乾燥したら無肥料の清潔な用土の上に置き、挿し木発根を待ちます。私は空鉢の上にサボテンをのせて切断面を乾燥させ、挿し木床は用意せず、そのまま発根を待ちます。

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空鉢の上で発根し始めた流雲。発根していない間も生長点は動いており、早い段階で腐れの進行が止まり、維管束は黒変したまま硬くなったのかもしれません。

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こちらは振武玉。発根のないまま越冬し、開花し、半年後の5月にようやく発根しました。

発根したら、植え替え時と同じように植え込みます。長い間根が出ておらず、株は見た目よりも体力を消耗しており、力を振り絞って出した根は枯らさないように注意します。季節や天候にもよりますが、植えつけ後すぐに潅水しています。生長点が動き、株が回復した兆しが見えるまで肥料等を与えるのは避けましょう。

もし、腐りが深く進行して健康な部分が少ない場合や、株が小さい場合、挿し木する体力がなさそうな場合は接ぎ木して助けます。本格的な接ぎ木はまだ経験がありませんので、またの機会に紹介したいと思います。

植物、特にサボテンは生命力の強い生き物です。もうダメだ、と思ってもあきらめずに処置を施せば、思わぬ復活を見せてくれます。(無論、実生における間引き等、矛盾したことをすべきときもあります。どちらも知っておくべきことなのだと私は思います。)また、助けるためには早い段階で気づくことが大事で、愛しのサボちゃんズを眺めながらよく観察しましょう。

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手遅れの牡丹玉(Gymnocalycium mihanovichii)。どうやら温度が高すぎて煮えてしまったようです。

まったりサボテン育生、楽ありゃ苦もあるさ!あきらめず、大事に育てていくからね、サボちゃんズ~!

 

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References

*1:平尾博, 日本放送協会出版, NHK趣味の園芸・作業12か月⑤サボテン, 1975