まったりサボテン育生

サボテンとの生活、平凡な日々などの記録

ユーベルマニアの発芽と酸性度の関係 その1

おはようございます。さて、本日はプセウドペクチニフェラ(Uebelmannia pectinifera var. pseudopectinifera)とメニネンシス(U. gummifera var. meninensis)を異なる酸性度の用土に播種してみた結果についてです。以下、レポートっぽくしてみます。

 

実験背景

ユーベルマニア属のサボテンは、南米ブラジルのミナスジェライス州ディアマンティーナを中心に生息し、ディスコカクタス属、キポセレウス属等とともに強い酸性土に自生する*1。また栽培下においても、ユーベルマニアは酸性の用土で調子良く育つという知見がある*2。このことから、ユーベルマニア属は特異的に強い酸性の用土を好むと考えられる。

 

目的

本実験では、異なる酸性度の土にユーベルマニア属プセウドペクチニフェラ、メニネンシスを播種し、その発芽率、発芽日数から、酸性度と発芽の関係を明らかにする。

 

実験と結果

用土以外はほぼ同様の環境である遮光ビニールハウス下、3号黒プラスチックSN鉢に異なる酸性度の土を入れ、プセウドペクチニフェラ、メニネンシスを播種した。

用土のpHは、土を1日浸たした上澄み液にpH試験紙を付けて測定した。用意した土は以下を参照されたい。

sabolefin.hatenablog.com

f:id:sabolefin:20151027092919p:plain

2015年7月12日播種,2015年10月13日撮影  

用土:中性(pH6~7),表土は鹿沼土細粒、ゴールデン培養土+サボテン用土

f:id:sabolefin:20151027093757p:plain

2015年7月12日播種,2015年10月13日撮影

用土:弱酸性(pH5~6),表土は鹿沼土細粒、ゴールデン培養土+ピートモスを混合したサボテン用土

メニネンシスの発芽率は中性下 12粒 / 22粒弱酸性下 22粒 / 23粒、播種してから発芽までの日数は中性下 10日~20日弱酸性下 5日~14日となった。プセウドペクチニフェラの発芽率は中性下 9粒 / 10粒弱酸性下 10粒 / 10粒、播種してから発芽までの日数は中性下 30日以上弱酸性下 20日~30日以上となった。

 

考察

発芽と酸性度を結論付けるには精度、個体の母数ともに少ないので何とも言えないが、ユーベルマニア属のサボテンは酸性の用土で播種した方が発芽が良い、と考えられる。また用土の酸性度は、メニネンシスの方が発芽へ影響すると考えられ、プセウドペクチニフェラは酸性度よりも温度等、別の要因が発芽へ大きく影響すると考えられる。

次回の実験では、より強い酸性,弱塩基性の用土を用意し、品種・母数を増やして行いたい。また、より精確なpHの測定と、より正確な発芽日数を観察し、温度等とも関係づけていきたい。

 

参考文献

1. R.Schulz, M.Machado, Schulz Publishing(2000), Uebelmannia and Their Environment, 2005

2. Shabomaniac!

 

再提出!となりそうなレポートですが、ご勘弁を。今回の結果から、ユーベルマニアは酸性の用土で播種した方が発芽が良いと考えられます。また、発芽後の生長も弱酸性土の方が成績が良いと感じます。次回は来春になると思いますが、もう少ししっかりとした実験を行いたいと思います。

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

面白かったら押していただけると喜びます!!コメント等もお気軽に、どうぞよろしくお願い致します!