まったりサボテン育生

サボテンとの生活、平凡な日々などの記録

接ぎ木に挑戦!

こんばんは。今日(4月4日)は二十四節気清明(せいめい)、万物が明るくすがすがしく美しいころです。生憎の天気ですがすがしいと言うよりは蒸し暑いのですが、庭に出てみると草姿が青々と育ち、キウイの樹からは新葉・新芽が芽吹き始めており、明るく美しいころですね。すっかり春です。

さて、本日は何度も失敗して本格的に取り組んでいなかった接ぎ木に挑戦してみましたので記事にします。

f:id:sabolefin:20160404163952p:plain

まず、接ぎ木とは園芸的・農業的に広く行われている手法で、庭木育生の促進・助力、果樹の成熟促進等のために行われます。サボテン栽培における接ぎ木の意義は、以下の3点に大別されます*1

  1. 生長の促進生長の遅いサボテンを生長旺盛な台木の力を借りて早く育てる。
  2. 育生困難種の保存:正木(その種類自体の根で生育しているもの)では根が腐りやすく、維持の難しい貴重種を、接ぎ木することによって保存する。
  3. 腐敗した株の助力根腐れが進行して株の半分以上を胴切りし、残った部分を挿し木しても発根の可能性が低い場合は、接ぎ木によって助ける。

写真は、植え替え時に根腐れが発覚して胴切りしたメニネンシス(Uebelmannia gummifera ssp. meninensis)を、生長の旺盛な袖ヶ浦(Harrisia 'Jusbertii')に接ぎ木して助けています。触れても取れないので一応活着していると思います。

f:id:sabolefin:20160404171048p:plain

接ぎ木の仕方は見様見真似です。異なるやり方、適期、してはいけないこと等々あるので、初挑戦される方はReference*1,*2を参考にされてください。熟練の方はアドバイス等々いただければ幸いです。

  1. 台木となるサボテンを生長点が見えなくなる部分まで切る。生長点が見えなくなる?と疑問に思うかもしれませんが "百聞は一見にしかず" 、台木を上から少しずつ切っていくと、維管束に芯のようなものがない部分が見えてくるのでなんとなく分かります。
  2. 台木の断面周囲を削ぎ落とす。これはサボテンの断面が乾燥すると凹むため、台木・穂木ともに凹むとうまく活着させることができないからです。

    f:id:sabolefin:20160404182301p:plain

  3. 接ぎ木したいサボテン(穂木)を胴切りする。根腐れであれば腐りがない所まで切除し、生長の促進であれば根元1/3くらいの所で切る感じ(↓写真がなくて、いい加減な図で恐縮です)です。

    f:id:sabolefin:20160404180624p:plain

  4. 穂木の周囲を斜めに削ぐ。

  5. 台木と穂木を合わせ、伸縮包帯で穂木を台木に固定する。昔ながらの方法だと糸を使って固定するようですが、不器用な私には難しかったので今回は伸縮包帯を使いました。他にも瞬間接着剤を使うやり方やセロハンテープで押さえるやり方もあるようです。

    f:id:sabolefin:20160404184739p:plain

    (↑) 台木に対して穂木が大きいために包帯で圧着すると動いてしまいます。なので洗濯ばさみでさらに固定しています。上手くいくかはわかりません。
  6. 活着の成否は1日で決まるようですが、剥がれやすいので包帯は1~2週間後に外します。外す際も刺に引っ掛かって剥がれてしまうこともあるので慎重に行います。固定を外した後は通常管理に移行しますが、しばらくは接ぎ面に水が掛からないようにした方が良いようです。

というわけで接ぎ木にいくつか挑戦してみました。上手く成功したら嬉しいのですが、どうなるでしょうか。楽しみ半分、不安半分で経過を見守りたいと思います。

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

拙ブログをお読みいただき、ありがとうございます。もし、面白ければ押していただけると励みになります。コメント・リンク等も歓迎いたします。どうぞよろしくお願い致します。

 

References Special Thanks!

*1:平尾博, 日本放送協会出版, NHK趣味の園芸・作業12か月⑤サボテン, 1975, p54-61

*2:仙人掌ー夢の世界ー http://rampo.watson.jp/